この春、横浜の知り合いの所に遊びに行きました。
私は入らなかったのですが、連れがお風呂に入って出たあと言ったのが、
「お風呂場に車の雪かきしたり窓掃除に使うような、ハンドル付きラバーがあったけれど、あれ何に使うの?」
「あー、あれは、浴室乾燥機を使う前に、お風呂の壁や床の水を切るためなの」
何でも、浴室乾燥機で洗濯物を乾かす前に、ぬれた所の水分を拭き取るために使っているらしい。そりゃあ、洗濯物以外の余分な水分があれば、乾燥によけいな時間が掛かってしまう。ちょっとした手間で乾燥時間を短縮できるなら省エネでもあるし合理的だ。
田舎暮らしで、浴室乾燥機など持っていない連れや私は、そんなことは少しも想像できなくて、「なるほど-」と感心して聞いていました。
ただ最近、世間で「省エネ省エネ」と言われると、使った後の浴室の水分が気になってきました。乾燥させるために換気扇を回していますが、それも時間が短ければ省エネになります。乾ききる前に止めたりもしますが、乾燥させ切った方がカビの防止などにもなり良いに違いありません。
しばらく手で水を切ったりしていました。それでももちろんだいぶ水分をぬぐうことが出来ますが、なんか効率が悪いし完全ではない。
ということで、先日100均で買ってきました。「浴室用スクイージ」と言うそうです。水切りワイパーという名前でも売られているようです。
使ってみると、手とは全然効率が違う。手の場合は拭き残しや、漏れ出した水滴が残ったりするのが結構ありますが、スクイージはほぼない。狭いところは苦手ですが、斜めでふいたりするだけでも、放置するよりはずっと水分がとれます。
結局、手でやったら60~70%ぐらいしか取り切れない水分が、スクイージだと90%ぐらいは取れるようです。
いやー、こりゃ良いものだ!
ただ、「これすごいでしょう!」と妻に提案したとしても「そんなことするより風呂の掃除をしょっちゅうしてよ!」と言われそうなので、自己満足だけで当面置いておきましょう。後から風呂に入る日は、しっかり水ぬぐいして終わる。気持ちよく一日を終えられそうな気がします。