でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

子どもの成長

この正月三が日、子供たちが全然勉強していなくて(ある意味仕方がないのだが)、今日は勉強をさせました。私もついでに冬休み中にやろうと思っていたことについて、持ち帰った会社パソコンを子供たちの机の隣に並べてやっていたときのことです。

ふと、一番上の子の様子を見ると、宿題の答え合わせをしている。見ると歴史の教科で、簡単な1行の問いに歴史用語で答える、という宿題でした。残念ながら半分以上は出来ていない。つまり、答えの欄が空白なわけですが、そこに「回答」から答えを赤字で一生懸命書き写している。

それを見ていて「なにやっとんだこいつは」ということで腹が立ってきて、ついつい説教してしまった。

「回答を丸写しして、そんなんが勉強になるかー。まず自分の頭で考えて、分からんかったら教科書で調べるんじゃ!。ええか、中学、高校までの勉強はみんな教科書のどっかに正解が書いたるわ!。教科書なんて厚さはわずかこんなけやろ。社会人になってみいや。正解なんてどこにもあらへん。こーんなにたくさんの本を読んで、さらにインターネットを調べたって、そのまんま答えが載っとるわけや無いわ。ほんでさらに自分の頭で考えて、やっと答えが見つかるんじゃ!。今おまえがやるべき勉強は教科書で調べて答を見つけることじゃろうが!」

ということで、分からなかった問題については全て教科書で調べて載っているページと行を書き出させた。息子は半べそをかきながらも調べ上げた。引き続き数学と理科と英語をやったようで、3時間以上勉強を続けていた。これは今までの息子にとっては「あり得ない」ような勉強時間だ。その最後まで隣で仕事を続け、終わった時には息子を誉めあげた。

私が息子の勉強を見るとついつい高圧的に説教してしまう。結局今日もそうなってしまった。これまではそれで子どもがやる気を無くしてしまっていたので、しばらく前から数学と英語に関しては「第三者」の家庭教師をお願いしている。

しかし、今日の様子を見ると、少しは「骨」がついてきたのではないかと思う。もちろん誉めあげて育てる方がよいと思うのだが、親としてそれが出来ず、人任せになってしまっていた。それは良い状態ではないとは思うのだが、自分はなかなか変われない。そうこうしているうちに、子どもの方がどんどん成長して、親に追いついてきているのかもしれない。

男親としての話が通じるようになって来る日も近そうだ。