今週は出勤する必要があるので、通勤電車に乗っていました。
自分が降りる駅に近づいたので、ドアに近づきます。降りる駅でのホーム階段直近ドアなので、車内には降りる人が大勢います。
駅に着くと、扉が開き、中の人が降り始めます。
列車の外には、乗る人が何人か待っています。
前の人たちに続いて私が降りようとした瞬間、目の前の、乗る人が口に何かをくわえるのに気づきました。
ぱっと見て、何か分かりました。コンビニで売っている、手巻きの巻き寿司です。その断面が見えた瞬間、
「パリッ!」
それを持っている人が巻き寿司を噛みました。巻いたのりを歯が貫いた瞬間と思われます。とても心地よい音が響きわたりました。
電車を降りる瞬間、外で待っている人が巻き寿司を噛んで出た音が、なんとも言えないほど爽快な響きで耳に残ります。
シチュエーション的にはあり得ないのだけれど・・・。
笑いをかみ殺しながら、ホームから改札に向かいいつものように歩いて駅を出ました。でも、その音の印象は「あり得ない場面だけれど、実に爽快な音」として生涯残りそうです。