でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

朝日を浴びながら懸垂下降を見る

少し前から、仕事で二つの事業所を行き来するようになった。

以前は乗り換えはなかったが、金山駅で乗り換えるようになった。しかし乗り換えに時間が掛かることがある。そのままホームで次の列車を待っているのも何だかなぁ、と思っていたが、あるとき南口が朝日に照らされていることに気がついた。

1日のリズムを作るために、朝日を浴びることは有効である。夜もよく眠れるようになるらしい。ホームでただ待っているくらいなら、朝日に照らされている方が良さそうだ。

ということで、今日も「お日様浴びながら待つか」と思い南口に行ったのだが、そのすぐ東のビルで、人がロープを使ってぶら下がっているのを見た。いわゆる窓ふきアルバイトらしい。

上からロープを垂らし、それを使って降りることを登山用語で「懸垂下降」という。登山は登るばかりではなく、降りることも考えなければならない。道具も必要だ。慣れればロープ1本で降りることは出来るが、なかなか緊張する作業である。それを行いながら、窓まで拭いている。

ゴンドラならカゴが体を支えてくれるが、ロープだと腰を吊ってくれるだけだ。窓を拭こうと力を入れると、それが体を回転させる力になってしまう。なかなか難しいのでは、と思う。確かにふらついていたが、窓ふきはしっかり出来ているようだ。

昔登山をやっていたとき、ロッククライミングの体験もさせてもらった。その時懸垂下降も体験した。一番怖いのは、地面に足を付けて立っている所から、ロープに身を任す最初の所である。

そこを過ぎれば、もう必死で降りるばかり。もちろん「窓ふきせよ」と命じられても、とても余裕はない。そんな事を思い出しながら、懸垂下降を見ていた。慣れた感じで作業を進める人は、山屋だろうか?。

一番下に降りる所も見たかったが、残念ながら列車の時間が近づき、その場を離れざるを得なかった。