工場に行くととにかく人が多い。それも女の子が9割方だ。皆さん背が低いから、背の高い私は非常に目立つのだろうと思う。また、皆さんラインに入って単純作業をしているから、変化のない中で自分があれこれ動いたりすると結構注目の的である。
歩いているとみられたり、挨拶されたりする。挨拶するように、という指導もあるのかもしれないが、時々声をかけられる。他の企業だとほぼ全員がちゃんと挨拶するようなところもあるが、私の行く工場はそこまで徹底してはいない。でも、挨拶されると嬉しいものである。こちらもちゃんと返事をしないと無愛想と思われてしまいそうだ。
とはいえみなさんタガログ語か英語である。そんな中、食堂でビュッフェランチを配るおばちゃんがなぜか日本語を知っていたりする。
片言で「おいしいよ」「ご飯は一つ」「これおいしい」「これおすすめ」など、どこでそんなことばを覚えたの? というメッセージが帰ってくる。別に日本人だけ相手にしているわけではないのに、どこで覚えたのだろうか?
仕事は英語か通訳さんを交えて行うが、それ以外のこういう挨拶やちょっとした声かけがとてもうれしかったりするものです。