先日政府が成立させた戦争法案。法律が成立したからには、なるべく早くその法律を使って実績を上げたい、というのが日本の行政なのだろうなあ、と思っていた。
条文には、「我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態」というもので、成立前には、そういうものは非常に限定されている、という主張だった。中国の南シナ海進出、という事態はあるが、この条文に当てはめるには無理がある、。
しかし、ISによるフランステロが発生した。彼らの目指すところには近代文明・近代社会の否定というのもあるのだろう。日本はその近代文明・近代社会の一員を担うつもりで(担えているかはよくわからんが)、社会や政治を作り上げている、というのはそんなに外れていない。
そんな近代社会を脅かすISが現れて活動しているというのは、「我が国の存立」云々を越えた事態が発生している。地球を守るために自衛隊が出兵して当然!、という論調は出てくるのかな?
んー、まあ、屁理屈はいくらでも付けられるものだから、あるかもしれんなぁ。