でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

なかなかつらいウクライナの現状

ウクライナ情勢で、いろいろ悲惨な状況が入ってきています。ニュースを見るのもつらいところがあります。

ロシアの行為は許しがたいのですが、一方、ロシアが他と比べて特別残虐なのかというとそうではない、という気がします。

ロシアがウクライナに侵攻したことは全く間違っていますが、その結果起きたことは予想できたと言うか、ロシアではなくても、どこの国でも起きる可能性があることでしょう。

侵攻すれば、そこでは、侵攻した側は軍隊しかいませんが、侵攻された側は軍隊の他にも、老若男女の一般人がいて当たり前です。その区別を付けるのは不可能なように思います。侵攻した側は自分が死なないためには、すべてを敵と見なすことでしょう。

侵攻というものは、そのような事態に陥るものに決まっています。その結果残虐なことをしてしまう。どこの国でも同じです。ウクライナが侵攻するつもりだったとかその予兆を見せていたということは全くないですが、ウクライナも他の国に侵攻すれば同じことをするでしょう。それはアメリカでも、そして日本でも同じです。

21世紀最大の戦争犯罪だ、と言われても、残念ながらこんなつらいことは21世紀でも何度も起きているような気がします。アフリカで、シリアで、近いところでは中国やミャンマーでも起きています。ある国が明確に他の主権国家に侵攻した、という事例は少ないのかも知れませんが、内戦や自国内弾圧であっても悲劇としては同じです。

だからといって、ロシアの行為も仕方がないよね、と言うつもりもなく、徹底的に暴いていく必要があると思います。そうすることで、残虐な行為は許される物ではない、ということを国際社会に知らしめていきたいですが、ロシアだから起きたことで自分たちが起こすはずがない、という決めつけが暗黙にあるとすれば、私には腑に落ちないです。

また、新たな悲劇の元となりそうな、弾圧を「徹底的に隠すにはどうしたらよいか?」を考える国が出て来そうです。すでに中国は新疆ウイグル自治区でそれを実践しています。ロシアのウクライナ対応は逆に非常にお粗末なのかも知れません。一方で、この事態を研究してより冷酷な手段を作り出す国もあるかも知れません。

書いていてどんどんつらくなってきましたが、悶々としているだけではより気が滅入りそうなので書きました。願わくばこの事態が早期に解決に向かって欲しいですが、そうは行かないでしょう。ウクライナや近隣諸国を支援する、ロシア経済制裁の反動を堪え忍ぶ、そういったことを、長く、地道に続けて行くのが自分のやるべきことか、と思っています。