スパムメールの話題は何回か書いている。１年ちょっと前には、英語スパムが減って日本語スパムが増えたことを書いた http://d.hatena.ne.jp/assoman/20111121/1321881907 。その時はプライベートアドレスでしか調べなかったが、その後自分のビジネスアドレスでも英語スパムが激減していることが分かった。
現在来るのは日本語スパムばかりで、英語スパムは数パーセントしかない。
スパムは愉快犯が出すものではなく、ブラックビジネスに組み込まれている。それが減ったのは、スパム対策が充実してきたというより、ブラックビジネスの方法が変わってきているのではないだろうか。
例えばパスワード漏洩や、カード番号盗み取り、個人情報を元にした「狙い撃ち」スパム（フィッシング）などもあるかもしれない。
日曜日に遠隔操作事件容疑者が逮捕されたが、事件の雰囲気からすると個人の犯行で、ブラックビジネスとは関係なさそうである。
それでも、警察のIT捜査が全然追いついていなかった、気の毒な冤罪を生み出した上に、昨年末以降の犯人側アクションが無かったら、おそらく迷宮入りしていたことだろう。
組織犯罪なら手も足も出ないかも。警察は専門家やネットワークのプロ（もちろん正しいプロね）の力を借りてでも、早急にIT犯罪に対抗する力をつけて欲しい。
うーん、しかし、冤罪を生み出す構造の方が怖いな・・・。そっちを先に対策して欲しい。
