先日、やばいスパムという記事を書いた。私の個人名の書かれたスパムメールのことだ。
気になっていたのだが、最近になって「これじゃないか」というところを思い出した。そのメールアドレスは今はほとんど使っていないが、だいぶ前に、比較的ちゃんとした所に対して使ったアドレスだ。ドメイン登録サービスにである。
ドメインというのは「hatena.com」のような、インターネット上のアルファベットのアドレスだ。今の企業は当たり前のように持ち、個人で持っている人もいる。
で、私も、過去、あるドメイン名を所有して管理してもらっていたことがあるのだ。
メールアドレスのように無料でもらえるサービスではなく、お金を払って管理してもらうものだ。また一方、団体や組織のインターネット上の住所のような公的な役割も持つ。
なので、いったん登録すると、その所有者情報は公開される。英語での公開なので、私の名前をアルファベットで登録していた。そこに、くだんのメールアドレスも一緒に登録して、公開されていた。
すでに放棄してしまったので、今では検索しても私の情報は出てこないが、世界中がその情報を共有できるようになっているので、過去情報もどこかに残っているのだろう。おそらく、その情報を元に、メールアドレスリストに登録されたのではないだろうか。
そこには住所や電話番号まで登録する必要があり、それも公開されていたのだが、幸いなことに、でたらめな住所や電話番号を登録していたので (^^; そちらの個人情報は漏れていない。
ということで、情報源が推測できれば、どこまで漏れているのかも推定できて、あまり怖くはなくなった。
それより昨日、自分のメールアドレスに、「あなたの最近の活動」ということで、先日東京に行ったことや、レストランに入ったことなどがメールで送られてきた。googleのアクティビティ履歴らしい。もちろん今までもずっとそれが有効になっていて、私がどう行動したのかをgoogleが保管していたのだ。それが送られてくるようになったのは、スマホを替えたタイミングでなぜか設定が変わってしまったのだろう。
今まで知らずにいたが、知ってしまった上に、このスパムメールより怖いことにも気がついた。果たして、スパムメールやオレオレ詐欺と比べても、スマホやカード類で個人情報が筒抜け、という方がよっぽど怖いのではないだろうか?
自分で情報をコントロール出来る安心感、というのはもう過去のものになってしまったようだ。