家に帰ると、バーブシュカが待っていました。居間にテーブルが出ていて、どうやらここで残りの時間を過ごすようです。お祖母ちゃんは出かけていないのですから、当然と言えば当然。
まだ料理は出ていなかったのですが、テーブルクロスを敷き、バーブシュカの作った料理を並べ、ヴォトカや(あまりおいしくない)ハチミツビールを並べ、家族で新年を迎えます。
テレビを付けてヴォトカを飲みながら、新年を待ちます。その瞬間はみんなで「スノービーゴーダム!」と言いながら乾杯!。テレビでは新年の花火を打ち上げる様子が流れていました。
しばらく歓談していると、午前0時半頃、先ほど年末パーティをやったセルゲイと娘さんのソニアが訪れてきました。もちろんまた「スノービーゴーダム!」をやったのですが、そのうち次の地区が新年を迎えたらしく、またテレビで花火が上がり出しました。ロシアは広いので時間帯がいくつにも別れているので、何度もスノービーゴーダムが出来るというわけです。
この頃になるとだいぶ酔っていてあまり覚えていません。バーブシュカとソニアの写真を撮ったことも、後で見るまで知りませんでした。おまけにピントが合っていないし。人は中心に映っているのに、どうやって後ろにピントを合わせたのだろう・・・(^^;。
後日知ったのですが、他のメンバーから「新年前に自宅に戻って新年は家族だけで迎えた」という話を聞きました。どうやら、前後は行き来しますが、新年の瞬間は家族だけでむかえるということみたいです。もちろん、カウントダウンを外でむかえたり、大勢のパーティに参加する、という人もいるのでしょうが、伝統的なロシアの感覚なのでしょう。