だいぶ日の出が遅くなってきて、ここ数日は朝起きても東の空に光はない。まだ空は瞬く星でいっぱいである。
今朝ふと見上げると、隣の家との間に見える空に北斗七星がかかっている。上空に真横に横たわり、ひしゃくが真下を向いていて、ちょうど私に覆いかぶさってくる位置だ。
思わず「おお、北斗七星だねぇ」と声を上げてしまった。10秒ほど眺めていたが、「そう言えば、二重星見えるかな?」と柄の端から2番目の星を眺めてみた。今ネットで調べたら「ミザール」という名前なのだそうだ。
よく知られているようにその星は二重星に見える。連れの星はアルコルと言うのだそうだが、たまたまごく近くに見えるだけで、本当の二重星(近くて互いの周りを回っている)ではない。
アルコルは暗いので、目が良くないと見えない。視力が1.5ぐらいはないと見えない、と聞いたことがある。ミザールのことを知ったのは中学生ぐらいの時だったが、すでにド近眼で、眼鏡を掛けても見えなかった。大学生になり、コンタクトレンズにして見えたときの感激は忘れられない。
今はまた眼鏡を使っている。7月の総合検診では、免許が更新出来ないかもしれないような視力だった http://d.hatena.ne.jp/assoman/20100712/1278932269 。当然、しばらく見ていても、アルコルを見ることは出来なかった。
まだ本格的な冬ではないが、朝はそれなりに寒い。あまり執着する気もなく、食事のために家に入った。