父が各種民芸品を集めていて、それが今もいっぱい残っています。小さいものは棚に飾っていますが、大きいものは箱ごと、大型ダンボール箱に詰め込んでいます。
その中には、箱が紛失したり、最初からなかったりして、袋に入れたり紙で包んだりしているものがあります。
そのままでも特に問題ないのですが、たまたま、干支の民芸品を一つ加えることになり、それが箱がなかったので、調達することにしました。
ネットで探すと「アースダンボール」というところが、サイズも自由に決められ、既製品もいっぱいありそうです。
自由にサイズも決められる、と言っても、普通は数を頼むものなので、1個だったら結構な価格になってしまします。そこで、欲しいサイズに近い既製品を購入することにしました。
まずは一つ、試しに買ってみたら、きれいに納めることができてなかなか良さそうです。そこで、さらに5箱買って、箱がなかった民芸品を納めました。
ものと一緒に、ここの社長さんが書いたアースダンボール通信というのが送られてきました。もらった号は、現在のオンラインダンボール販売システムを立ち上げるまでのストーリーが書いてありました。その中で、自分なりの「個別原価計算」方法を作って、ダンボールを作る原価を正確に計算できるようになって、どんな要望でも適正価格で販売できるようになった、という話が印象に残りました。
それができない場合、どんぶり勘定で見積もるしかなく、どうしても安全率を大幅に見込んで高くなってしまいます。適正に計算できれば、自分が損はせず、安全率をかける必要はない価格が出せる。たった一個の注文でも利益が見込めて高価すぎない見積もりを出すことができ、断られることもなくなる、と言うことなのですね。
なかなかそのストーリーは面白かったです。
今回は民芸品の箱を頼みましたが、掛け軸とか、額とかの、かなり形に特徴がある箱も、そのうち頼んでみましょうか。がんばれば自分でも作れますが、やっぱりプロが作ったものの方が長持ちしそうです。