でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

押しつけ憲法

5月3日は憲法記念日で、いろいろ憲法に関するニュースが出る中で、安倍首相の憲法改正発言も出ていたようだ。

西欧の自由/民主主義からくる憲法観は、「権力を制限するための憲法」と言われている。権力を暴走させずに国民の管理下におこう、というのが西欧型憲法観かと思う。

ところが、それとは別の憲法観もあるようだ。国民を監視し管理するための憲法である。まあ、調べたわけでもないのだが、国民を抑圧してきた国家でも、そのための憲法があって、それを元に政治が為されていたのだろう。

日本はどうか? 権力者の自民党や安倍さんは憲法改正をしたくてしょうがないらしい。それから考えると、日本の今の憲法はよく権力を制限している、西欧型憲法なのだろう。

改正してどんな憲法観の憲法にするのか? 明確に表に出されていないが、自民党憲法改正案を見ると、国民を管理し監視するための憲法のようだ。言ってみれば国民に管理・監視や、古い価値観を押しつける「押しつけ憲法」で、自分たちの権力を制限するためのもの、なんて毛ほども考えていないのだろう。

権力者にとって西欧型憲法はじゃまで、そうではない憲法がひどく魅力的なのは分からないでもない (^^;。

憲法論議もいろいろあるが、どんな憲法観なのか、そこはしっかりと見極めていきたい。