でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

だんだん周りに話すようになってきたようです。

今日は月に一度、ケアプランを持ってケアマネさんが来てくれる日でした。

予定時間のちょっと前に母の様子を見に行ったら、幻覚で感じている影武者や背後霊に対してずっと怒っています。なかなか気が高ぶっている様子。そうやって怒ってしゃべるのがまた影武者の声に聞こえるものだから、ちっとも収まりません。

ケアマネさんが来て、テーブルに向かい合って座ってケアマネさんが挨拶したり様子伺いを始めたのですが、母がこの影武者について話し出しました。

すぐ後ろでいつも聞いている・私の話そうと思うことを先走って話す・いつも後ろにいて姿が見えないし絶対前に来ない・イライラしてしょうがない。

ケアマネさんは「へー、どんな人ですか?」「何人いますか?」「危害を加えないですよね」「それはうっとうしいですよね」といろいろ話を合わせてくれる。それもあって母は自分の状態について、ケアマネさんにひとしきり話をしていました。

どうやら、この自分の状況を周りの人に聞いてもらいたい、と思うようになってきたようです。私などはもう話を聞いても「またか」という顔をしたり(してるつもりはなくても母にはわかるのでしょう)、かす返事をしたりしているので、ちゃんと聞いてくれる人に話したいようです。

最近デイケアに行っていますが、どうやらそちらでも話をしたりしているようです。どんなふうに話しているのか様子はわかりませんが、まあ私よりはしっかりと聞いてくれるには違いありません。

ケアマネさんは「いろいろな人に話をした方がよいですよ」と言っていました。介護現場にいる人には母のような症状の人をケアしたことがあったり、知識としては知っているでしょうから、そういう人にぶつけて自分の負担を軽くするのはよいことなのでしょう。

そうやって聞いてもらったせいか、その後はちょっと母の気持ちも落ち着いたようです。家族ではなかなかやれないので、やっぱりデイサービスなどに行ってもらうことがよいのでしょう。

ただ、こういう状態が高じて、道行く人を捕まえて「私は今こんなことで大変だ!」などと訴えるような事態になったら大騒ぎになりそうですよね。そうならないように願いたいです。実は自分の祖母がそんな症状の認知症になり、なかなか大変だった記憶があるので、ああはならないようにして欲しい・・・。