でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

どえりゃあしゃべる

ここ2週間ほど、母は一人でどえりゃあしゃべるようになりました。

行くといつもしゃべっている。先日車椅子で買い物に出かけたときも、行きも帰りも、行き先で移動していたときも、しゃべるしゃべるしゃべる。

時々私の姉(母の娘)が泊まりに来るのですが「ずっとしゃべってるのだけれど」と言うので「いやー、このところずっとしゃべっとる」と言って状況を共有しておきました。

話すことは今のことだったり古いことだったり、いろいろです。何でだろう、と思っても母の頭の中で起きていることなのでなんともわかりません。

レビー小体型認知症のせいで見えるいろいろな幻視や幻聴が影響しているのかなぁ、と思うこともあります。しゃべっているのが自分ではなく「自分の影武者」という感覚を頻繁に感じていた時期もあったので、それに対抗するためかもしれません。

時々意識なしに独り言を言ったりすると、それが影武者と区別できず腹が立ってくるらしいので、しゃべり続けることで自分の尊厳を保っているのか・・・。

まあ、こういう症状もよくあるのかもしれません。

よくある、老人の若い人に対する小言もあります。「なんでおまえはそうなんだい」という小言も出てくるので、真面目に聞いていてはいけません。でもとにかくずっとしゃべり続けているので、そういう文言がこちらの気持ちを乱したりするのですよね。

とはいえ、大体のことは自分でできるので、しゃべることで心の平穏を保っていられるなら、介護も楽です。このまま静かに老いて行ってくれればよいのですけれどね。