先日、母の家で母と話してしました。
レビー小体型認知症で見える幻覚がつきまとっていて「これなんとかしてもらえんもんかね」と私に話しかけます。
「こいつらなんでいるの?出てってもらえんかね!」
「病気で母さんの頭の中にいるから、仕方ないね」
「いっつもいて、どんな仕事でうちに勝手に入ってくるのかね!」
「うーん、母さんの病気のせいだから、どうしようもないね」
というやりとりを数回繰り返していました。さすがにイライラしたのか、
「どうせ私は病気だわ。病気だから何もしません!。炊事も洗濯も何にもせずに寝ています。全部他の人がやってください!」
とすねてしまいました。
やれやれ、困ったものだ、と言ってその場を離れましたが、様子が気になるので、私の妻に見に行ってもらいました。
母は、昼ご飯の支度をしていたそうです。妻が言うには「息子をちょっとからかってやった」とのこと。
まあ、そうかもなあ、とも感じていましたが、微妙なニュアンスまでは難しいです。
妻と話をしていてこう言われました。
「女の人は話を聞いて欲しいだけで、オウム返ししているだけでもよいのよ」
妻は介護の仕事をしていて、研修をして資格も持っています。その妻が言うのだからおそらくそういうものなのでしょう。
ただ、自分は古い人間のせいか、
女性が女性に対して話す ⇒ 話を聞いてもらいたいだけ。
女性が男性に対して話す ⇒ 具体的な何かをして欲しいから話す。
じゃないの、と思ってしまいます。
実のところ、そんなに真剣に受け取らなくてもよいのですかね。女心はなかなか難しいです。