でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

ワクチン接種率と、マスク着用率

昨年から始まった新型コロナウイルス感染予防のためのワクチン接種、日本は調達に手間取り、先行していた欧米から遅れて始まりました。

しかし、欧米ではワクチンなど打ちたくない、という人が結構いて、ワクチン摂取率はそのうち7割ほどで頭打ちになりました。最も先行したイスラエルだとその頃6割ちょっとで頭打ち。宗教的な信条から打たない人も多かったのかも知れません。

それに比べると、日本人は宗教や信条で拒否する人はあまりいなさそうだし、周りと同調しないといけないという「同調圧力」が強い国だと思います。出遅れたので接種率は欧米とは差がありましたが、そのうち追いついて、最後には先進国では日本の接種率が一番高くなるのだろうなあ、と思っていました。

しかし、現在でも8割ちょっとにとどまっています。先進国ではイタリアの方が多いですし、個人主義が強いフランスでも日本と変わらなくなってきました。ブラジルや韓国など8割5分以上の国もあります。

一方、マスク着用率はどうでしょうか?そんな統計はないので分かりませんが、最近の日本では、外出している人のマスク着用率が、自分の感覚で95%以上(していない人が20人に一人以下)のように思います。もちろん郊外の屋外だと減りますが、駅や町中ではほぼ100%のように感じます。

他の国では、ウイルスとの共存の方向に舵を切った国もあり、そんな国ではだいぶ着用率は減っているようです。アジア圏はよく分かりませんが、ゼロコロナ政策を続ける中国はさすがにほぼ100%のようですが、韓国・東南アジアなどどうなのでしょう?

ワクチン接種率の増加具合が現在横ばいとすると、打ちたい人・打たざるを得ない人はすでに接種済みで、あとは打てない人・打ちたくない人なので、今後これ以上は増えないでしょう。一方マスクは未だに100%と非常によい成績です。

何でだろう?

ウイルスを打つよりマスクの方が抵抗も制限も少ない・花粉症の季節なのでちょうど良い、といったこともあるのかもしれませんが、これまた自分の感覚では、

  「マスクは他人から見える」

  「ワクチン接種は他人から見えない」

ということではないか、と思っています。マスク警察とやらも一時現れましたが、最近はそんなに聞かなくなりました。

同調圧力は、ワクチンへの働きかけは限定的で、マスクには抜群に効いているのかな、という気がします。それが、政府の強制ではなく、政府が進めるワクチン接種への懐疑心を持つ人がそれなりにいるのに、効いてしまう、というのが日本らしいと言うか何というか・・・(^^;