今日は一日外出しようと思い、まずは以前行ったことがあるダーフェン油画村へ。以前行ったときは歩いて行きました。今回は地下鉄が延びているので、地下鉄で行きます。地下鉄は途中から地上の高架を走るので、外の景色も楽しめました。
到着したダーフェンは10年前とあまり変わらない。変わったのは路上駐車の車が大幅に増えただけのように思います。車を避けて路地裏に入れば昔と変わらない景色で、膨大な絵画が飾られていたり、目の前で一生懸命書いている人がいたり、絵が描かれた布地が山積みとなったりしています。
そういえばもう一つ変わったことがあります。絵を描いている人のほとんどがスマホで原画を表示させて模写していること。いやー、技術の発達でコピーの敷居が下がっているようですね。いっそのこと、筆を使いながら写真を油絵に置き換える自動機など作ってみたらどうだろうか？ と思ってしまいました。
通りを歩いていましたが、とにかく暑い！ 小さい店が多いのでエアコンも掛けてなかったりします。そんな中歩いていていい加減暑さに参ったので、美術館に入りました。なんと無料！涼を求めてか、結構な人がいました。子どもたちが多いのは夏休みだから、なのでしょうか？
お店では写実的な絵画が多いですが、美術館の中は抽象的な絵画の方が多いです。それでもみんな熱心に見ては、写真を撮っていく (^^;。 マナー違反のようにも思いますが、そんなことだれも気にしていないみたい。
ダーフェン近郊でお昼ご飯を食べてから、空港に行ってみることにしました。空港までは地下鉄を乗り換えて20駅ぐらいあります。こちらも途中から外に出るかな？ と思ったらほとんど地下鉄で、空港直前でやっと外に出ましたが、出たらなんと窓の外は海！ 海の上を道路が走っていて、しばし景色を楽しめましたが、空港に着いたらまた地下になってしまったようです。
空港に来て何をするか？ 「何かおしゃれにお酒を飲めるウェイティングバーのようなところはないものか？」と思ったのですが、あちこち歩いてもありません。基本、見たことがあるようなチェーン店ばかりで、ビールがあるかどうかも分からないし、店が混み合って落ち着かない。やっと見つけた点心の店で、バドワイザーの瓶を傾けました。
そういえば「ビールは冷えたのがよいか？」と聞かれました。昔はよくありましたが、最近は冷えたものが出てくるのが当たり前だったので、ちょっと以外というか古いというか・・・。
また地下鉄に乗り、ドンメンに戻ります。シンセンの地下鉄は昼間は混んでいて、とにかくしゃべり声でうるさい。連れと話していたり、家族と話したり、電話したり。まあでも、自分は活気がある方が好きなので、日本の沈黙が支配する電車よりは好感度が持てます。
眠くなったらうるさかろうが何だろうが眠れるし (^^)。
ドンメンに来て、今日の夕飯は屋台の食事で済ますことにしました。ビルの中の屋台街は活気があってよいですが座るところはありません。みんな立ったままだったり歩きながら食べているので、私もそれにならいます。ホタテ貝、揚げた臭豆腐、串焼きを食べたら結構お腹がふくれました。いやー、楽しいなぁ。
ということで、一日あちこち歩きましたが、夕方の方が返って元気が出てきました。だんだん現地の環境に体が慣れてきたからでしょうか？ 今回の出張は長いだけに、体をならして乗り切りたいと思っています。
