でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

ノコギリヤシ、なのですけれど

母は朝方、トイレに行きたくて何度でも起きてしまいます。

正直、日中、運動不足でふくらはぎや足先がポンポンにふくれてしまいます。寝る前に少しマッサージしますが、それでは追いつかなくて、その、下半身に溜まった水分が夜の間にオシッコになって出てくるらしいです。

やっぱり自分としては気になるらしく、先日、薬を買って欲しい、とお願いされました。

新聞に出ていた「ノコギリヤシエキスのサプリメント」を購入する、と言うことです。

電話で申し込みましたが、オペレーターの方は慣れた物で何も困ることも失礼なこともなく、順調に話が進んでいきます。

そんな中で「今回弊社の製品をお選びいただいた理由を教えていただけますか?」といわれました。

「頻尿を防ぐ効果を期待してだよね・・・」と思いながら、改めて広告を見ると、効能が一切書いていない。

製品には「ノコギリヤシのエキスを濃縮しました!」と書いてあるが、それを飲むとどうなるのかは書いていない。

それらしいのは「外出先で」「夜間に困っている」などという、抽象的な文言しかありません。

あれ!、そもそも、「ノコギリヤシが頻尿の薬」というのは自分自身もどこで知ったのだっけ?!

おそらく、薬事法改正か何かで、サプリメントに対してはその効能を書くことが全くできなくなってしまったようです。広告を見ても「ノコギリヤシのエキス抽出!」とありますが、それを飲んだらどうなの、という記述は何もありません。

初めて見たら「ノコギリヤシって何のためにあるの?」というのは全く分からないと思います。

しかし、なんか私は「ノコギリヤシは頻尿対策のサプリ」という知識が過去からあります。それはもちろん、過去そういう広告を見ていたわけですが。

改めて新聞広告を見ると、なんとかベリーの抽出サプリの広告もありましたが、それも効能が全く書いてありません。「新聞が見にくい」「細かい字が見えなくなった」などという周辺情報があり、そういう人にお勧め、と書いてあります。

あー、薬事法なのか、商品記載に関する法律なのか、厳しくなって、サプリメント業界としても対応を迫られているようです。

何も効能を示さず「ノコギリヤシの成分です!」で生き残れるのはどれくらいか分かりませんが、サプリ業界も安定ではなく、常に変化にさらされている、とうのはよく分かりました。