でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

「正信偈」の解説本

我が家は仏壇があり、毎月一度、月の法要を上げにご縁さまが来てくれます。浄土真宗西本願寺派(いわゆるお西さん)なので、自分でお経を上げるときは「正信偈」というのを読みます。

一昨年、三月に我が家のわんこ・クウガくんが亡くなってからは、毎週土曜日に正信偈を読んでいます。それまでは上げていなかったのにわんこが死んだから上げるようになったというのは、ご先祖様から見れば「なんなんだ!」かもしれませんが、まあ、私も毎週お経を読んでも良いなぁ、と思う年頃になったので、許してもらいたいところです。

この正信偈、おばあさんやらひいおばあさんは毎日上げていましたが、漢文で書かれているので意味がよく分かりません。自分も昔から読んでいてそれなりにそらんじられますが、意味はもちろん分からずじまい。

でも、せっかく毎週読むようになったなら、その意味も知りたいところです。

幸いなことにちゃんと解説本が出ているので、半年ほど前ですが購入しました。

2冊買ったものの、1冊目は難しいし説明が少なくてすぐ挫折してしまいました。もう一冊は少し厚めで、用語解説がしっかりしていて、仏教・時代の背景も書いてありなかなかわかりやすいです。

とは言えすらすら読んでいるわけではなく、時々、思い出したように読み進めています。

そこで分かってきたのは、正信偈って「阿弥陀如来様はすごいんだぞ!だからあなたも信じなさい!」ということが書いてあるらしいです。

どこがどうすごいのかも抽象的で、この本を読み進めても分かったような分からないような気がします。過去の偉人が出て来て、彼らが勧めている、というような書き込みもあったり、お釈迦様も「阿弥陀如来がすごい」と言っているらしいです。

なるほどー。すごいんだ。

正信偈は仏教経典や仏教の歴史を、かいつまんでかいつまんでまとめたものでしょうから、さすがにありとあらゆることを書き記すのは不可能です。もっと詳細なところは元となった仏典やそれがまとめられた経緯など知る必要があるのでしょう。

まあ、お経の本にはそういうのも載っていますが(仏説阿弥陀経とか)、まずは正信偈だけでも読み切らないと・・・。

解説本を読むこと自体があと一年ぐらいかかりそうですが、その結果「すごいんだ!」ということが分かるだけでも、お経を上げるかいがありそうです。なんか、ここに書いたから、解説本をもっとちゃんと読む気になったように感じます。