今日、ホテルに隣接する日本食レストランで食べていたら、隣に私より10歳ぐらい年配の人が座っていました。
このところ何日か「あー、同じ人だな」と思っていたのですが、今日、出入りするときに顔を合わせると、「あ、この人、知っている！」という顔でした。向こうも、あ、そういえば、という感じで、顔をつきあわせたのでした。
「元○○だよね？」と私の勤務先の名前を言って、「リタイヤしてこっち来たの？」とあちらが話しかけてきました。それで思い出したのは、この人は元私の会社にいた人なのでした。
おそらく、リタイアされた後、フィリピンで仕事をしているのでしょう。
「あ、いや、まだ現役です。今は出張でフィリピンに来ています。」と答えました。「へー、ここに泊まっている人はすくないよね。みんなマカティやアラバンだものね」と話してくれましたが、そんなに親しかったわけでもなく、一緒に仕事をした中でもないので、話はそれで終わってしまいました。
実は私の勤務先出身で、定年もしくは早期退職して海外で生活を始める人は何人かいます。中国・ベトナムではそういう人にごくたまに会いましたが、フィリピンでも会ってしまいました。
定年後、海外人脈を使って仕事をし、生活する。実際のところ、それは良い選択肢なのでしょうか？楽しいのでしょうか？
結局は「人それぞれ」という結論になるような気がします。私にはそれはあまり魅力的には感じません。
しかし、出ていった人は、自分の選んだ道を進んで、苦しい時もあるのかも知れませんが、充実しているのでしょうね。なんかうらやましく感じました。
