でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

多賀に行ってきました。

月曜日、休みを取って滋賀県多賀町に行って来ました。

のんびりと列車から伊吹山を撮り、彦根からでも良かったけれど、手前の米原から近江鉄道に乗り、多賀大社前駅で降りて、でも多賀大社には直行せず多賀町役場に行き用事を済ませました。

その後多賀大社に参りました。檜皮葺のお社は、金具は新しく金ピカになっていて、新しすぎず、古くさすぎず、地味っぽいが見えないところは立派、という日本人好みのものでした。

その後、大社近くの集落に向かいます。今回の訪問は、自分の祖父母の戸籍をもらうのが目的だったのですが、急遽思い立ち、曾祖父が巣立った住所を訪れることにしました。

役場で閲覧した地図では、戸籍の住所と同じ番地が存在しました。岐阜に出てくる前に曾祖父が住んでいたところに違いありません。行ってみると、広々とした道や敷地に、今の家が建っています。もちろん親戚ではない他人が住んでいるのですが、せせこましい田舎の屋敷を想像していた私には以外でした。

岐阜や、前住んでいた一宮の古い集落は道路がかなり細かったり、広い屋敷も垣根が高くて暗い雰囲気だったりしますが、この辺りは道路も広く開放的な屋敷で、大分違います。

この集落にはお寺がありますが、名前は知っています。岐阜に来る前に我が家が檀家だったお寺です。そこも訪れてみると、境内に残る古いお墓に、我が家の墓と同じ形式の物がいくつか見えました。まさにここから持ってきた物なのでしょう。

こんな所にご先祖様は住んでいたんだ。

思わぬルーツをたどる旅になりましたが、見ておいて良かったと思います。もう来ることはないでしょうが、そこから、一旗揚げよう!、と岐阜に出て来た近江商人の曾祖父の意識を少しは共有できたかも知れません。