翌日も、朝食後、またバーブシュカと二人きりの時間が取れました。バーブシュカは一生懸命私に話しかけてくれます。だれそれガバリュー何々、だれそれガバリューあれこれ、など、身近な人の話なのでしょうが、アレクセイやスヴェータの話ではありません。なので、んー、やっぱり分からない。
チャイを飲んでお菓子を食べながら（このお話時間が、絶対に太る原因だったと思うのだが・・・）話を聞いていました。１時間ぐらいで終わって、自分に割り当てられたジーマの部屋に戻って荷物をいじっていると、バーブシュカが私の部屋にやってきました。
そんな事は初めてだったので、何だろうと思っていると、バーブシュカが私に「ヤハチュー ○○○○ パモッチ！」と話しかけました。あー、私に手伝って欲しいんだ、と思い、すかさず「ダー！」と返事をすると、バーブシュカは私に「来なさい」という身振りをして歩いて行きます。私もすぐに付いていき台所に行きました。
見ると、大きなキャベツがあります。ロシアのキャベツは日本のように扁平ではなく真ん丸で、ドッジボールぐらいあります。そこでナイフやへらを取り出して、あれこれ話ながら、バーブシュカがキャベツの葉をはがし始めました。どうやら私にキャベツの葉をはがして欲しいらしい。
もちろん、「ダー！」と返事して、さっそく取りかかります。
