でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

「CO2排出削減量」

「CO2排出量削減」という言葉がある。メディアなどで「○○を行いCO2排出力を□□キログラム排出しました!」と宣伝されていたりするのだが、正直、言われてもどれだけの効果があるのかがよく分からない。「CO2」という、日常で意識できない、見えるものではない物を元にしているから分かりにくいのだろうと思う。「原油ドラム缶何本分!」「一般家庭の電気使用量何軒分」などと言ってもらった方がよく分かるのだが。

でもそうすると「何だ自分のところが得しただけじゃないか」と言いたくなってくる。「CO2削減」と言い変えるだけで、なんとなく「みんなのために実施しました」というように聞こえてくるから、実に不思議である。「CO2削減」という言葉はイメージ先行型の言葉じゃないだろうか?。別にみんなのためになんてやってもらわなくとも、『自分たちのために「ケチケチ作戦」をやっています』でも良いはずなのだが、語感が違う。

誰のためにやろうとも、結果的にはそれが環境負荷を減らすことになっているのだから、言葉に浮かれることなくケチケチ作戦をやっていきたいものだ。少なくとも自分は「CO2削減」という言葉は控えることにしよう。