「がんばれ!!ゲイツ君」という、よく読んでいる辛口コラムがある。そこの記事に"スパムメールが減った"というのが先日載った。
http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/bangai113.html
私のメールは基本的にプロバイダのメールボックスに集めてあるが、そちらのサービスでスパムメールは専用フォルダに収められるようになっている。最近はそちらを見に行くこともおろそかになっていて、状況を知らなかった。「がんばれ!!ゲイツ君」の記事を見て、改めて状況の確認に行ってみた。
そのフォルダには、7日分のスパムメールが保存される。それ以上の日数の物は自動的に削除される。今まで最大で約1500通ほどのスパムメールが保存されていて、最近は1000ちょっとぐらいだった記憶があるが、今日見ると700を切っている。一日100以下になっているわけだ。
いつから減っているか、などは確認しなかったが、確かにスパムメールは減っていたのだった。
http://www.sophos.co.jp/pressoffice/news/articles/2008/11/slb-1112-McColo.html
なんでも、ボットネットのホスティングをしていた会社を当局が摘発したらしい。それで世界中のスパムが減ったわけだ。
スパムメールは今では裏のビジネスとして成立してしまい、その手口もありとあらゆる技術を集めて巧妙化しているかと思っていた。でも実際は、特定のサービスがその「胴元」と化していたみたいな話かもしれない。便乗して流していただけのスパムはそこが摘発されたらお手上げ、といったことかもしれない。
でも、そのうちまた別の「ターゲット」または「協力者」が現れれば、雪崩を打ってそこに群がり、スパムメールはたちまち復活するのかもしれない。それに対向するためには、リンク先の記事に「セキュリティ リサーチャーは、自分たちの努力が報われないで終わるということはないと意を強くすべきです」とあるのを参考に、「スパムは迷惑だ」と言うことをユーザとして言い続けていくべきなのだろう。