今日、帰り際、職場のOくんとフロアを出るのが一緒になりました。
日中、倉庫の鍵がどこかに行ってしまうと言う事件が起きて、Oくんとも話をしていたのですが、帰り際「倉庫の鍵、いつの間にか帰ってきてましたよ」と話を始めてくれました。
ちょうど自分が「倉庫の鍵が見当たらないので心当たりの人は返却してください」とメールを出していたのも、彼の心にあったのでしょう。「えー、そうか！いつの間に。まあだれか気づいて返してくれたんだな。」と笑いながら彼に答えました。
実はOくん、前は別の部署で働いていたのですが、いろいろとあって精神的にちょっと参ってしまって、私の部署に異動してきたのでした。失敗を極端に恐れて心配するくせはまだちょっと治っていないですが、前よりは明るくなりいろいろな人との会話も楽しんでいるようです。
しかし、私とは直接の仕事の接点がなかったので、話す機会がなかったのですが、今日、話をしてくれました。
「予備のキーとか誰か、持っていないのですかね？」
「あー、でも確か、上級職が持っているはずだよ。それを使った覚えがあるもの」
「そうなのですか？ それが分かると良いですよね」
と話したところで、行き先が分かれるところに来ました。いつも自分が行く方と、彼が行く方が違っていたようなので、つい「あ、おれ、こっちだから」と言ってしまいました。
「あ、そうですか。お疲れ様でした」
「お疲れ様」
と言って、２歩歩いた時点で気づきました。
（しまった！彼の方に行ったって全然遠回りではないし普通に帰れるじゃん！なんでこっち来ちゃったんだろう！）
職場の人といろいろ話すのは彼にとっても楽しいことになっているのでしょう。私と話すことは今までなかったのもあり、もしかしたら話をしたいと思っていたのかも。
あああああああぁぁぁぁぁ！なんて気が利かないんだ！私は！！
走って戻る理由も瞬時には思いつきません。そのまま分かれて歩きながら「たわけか！おまはん！なんで気が利かんのや！」と嘆くことしきり。
察しも悪いし、気も利かない。相変わらず成長しない自分に嫌気がさして、ズドンと落ち込んだ退社の様子でした。
明日はがんばろう！
