先日、市役所に行った時にふと見つけたチラシに引かれて、「岐阜ものづくりテクノフェア2015」に行ってきました。岐阜県のものづくり産業のテクノフェアと、特別企画として伝統工芸産業・エネルギー展が同時に開催されています。
行ってみると、ものづくりとしての部品・素材産業が多い、という印象を受けました。陶磁器の産地としてセラミック部品や石を使った素材、木材関係の展示が多かったです。最終的な製品組み立てという産業はあまり見られませんでした。まあ、企業としてもセットメーカーは岐阜に少ないという現実もありますが、展示会としても技術目的だと細かい加工や素材の話になってしまうのは仕方がないかも知れません。
エネルギー関係の展示があったので、普通の水路に置くだけの最大10Wの発電機が興味を引きました。学校などの公共の場に準備しておくと、災害の時に役立つばかりではなく、リサイクルしたペットボトルの蓋が樹脂のスクリューになっているなど、教育も意識して作られているそうです。
ついつい仕事目線で見てしまったので、木工品などの話しを聞きませんでした。ちょっともったいなかった気もします。仕事を離れて、思いっきりローカルで地元の話しを聞いてくれば良かったか。でもそういう面ではただの野次馬だし・・・。
伝統工芸では子ども向けの企画が多く、大勢の子供達で賑わっていました。和紙すき体験とか、タイルバッチ作りなど大勢群れていたのだから、私も子どもに戻って好奇心だけを武器にいろいろ聞いてくるべきだったか。
次こそ、木工や陶器や、手でものを作る世界の話しに首を突っ込んで聞いてきたい、と今になって考えています。