でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

西濃へドライブ

お盆ということもあり、母が自分の実家のお墓参りに出かけました。帰ってきて私を呼んで、「実家にあった父さんや兄さんが集めた壺やら花瓶があるで、それをもらいに姉さんのとこに行ってまえんかね」。どうやら、実家で「いらん瀬戸物いっぱいあるでもらってまえん?」という話になったらしく、車で来ていた叔母(母の姉)が母の分まで持ち帰り、それを取りに行きたいらしい。

叔母の家は大垣である。車で行けば30分ぐらいなので、私の姉もドライブがてら乗せて出かける。岐大バイパスを走っていくが、通りの店がしばらく見ぬまにどんどん変わる。穂積の旧ヤナゲンはドンキホーテになっていたりして驚く。

叔母の家に寄り、叔父にも挨拶して瀬戸物をもらっていったが、ついでなので「新しくなった平野庄橋の方まわってってみるかね?」と誘うと「行きたいわ!」とのこと。なので大垣から北に向けて走り出した。

このあたりは母が高校時代〜OL時代に通ったところなので、走っているうちにいろいろ思い出してきたようだ。「広神戸駅は大垣に行くのによく使ったねぇ」というので広神戸駅に行ったら、懐かしがって写真をいっぱい撮っていた。もちろん母が使ったのは60年ぐらい昔で、面影はほとんど残っていないが、来られたことが嬉しいようだ。

さらに「近くの日吉神社に、お父さんの石碑があるんだけれど」とのこと。母の父(私の祖父)は学校の先生で地理を教えていたが、漢文や詩文の教養もあって漢詩を作る人だった。その祖父が作った漢詩を書いたものが神戸町日吉神社にあるのだという。

ということで、そのまま日吉神社によると、果たしてその碑文は残っていた。それも写真に撮った。母のはしゃぎぶりは長らく見たことがないようなものだった。

その後、まだ一部工事中の平野庄橋を渡り、岐阜に戻ってきた。

西濃は親戚が多く、母の実家もある。そちらをドライブして、母の思い出の地を回ってこられたのは思わぬ親孝行だったかと思う。さらには三重県の伊勢に住んだこともあるので「伊勢にも行ってみたいわね」とも言っていたが、遷宮も近いし、それはさすがに難しいですわ。