でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

日本刀の美

以前、週刊朝日百科の「国宝の美」を買っていることを書いた http://d.hatena.ne.jp/assoman/20090810/1249911862 。先日の号で、刀剣を特集していた。日本刀の特集である。

実は国宝に指定された日本刀はかなりの数がある。同じ朝日百科で過去に「日本の国宝」というシリーズがあった。日本の国宝(当時)すべてを網羅したものだ。地方別にまとめられているので、刀剣はしょっちゅう出てくるがまとまってはいない。なのであまり興味を引かなかった。

今回の号は日本刀特集だ。長刀も短剣もある。考古学的な発掘品ではなく、どれも伝世品なので、誰それが所有したとか、由来に基づく「別名」(名物○○○)が付いているものが多い。

改めてじっくり見ると、その美しさに見とれてしまう。刀としての実にシャープな刃先や棟、切先や鎬(しのぎ)がある一方、波紋や平地、鎬地にある鍛え肌など、模様となっているところがある。そういう模様は刀鍛冶の個性を表す所であり、機械ではなく人の手により一本一本丹念に作り上げるという意志が感じ取れる。

写真も大きく、見とれてしまった。

日本刀には魅了される人がいると聞く。刀が趣味の学校の先生もいた。もちろん授業中に日本刀を振り回したりはしないが(マンガじゃない (^^; )、一度竹を切るところを見せてもらったことがある。

どうやら、私も日本刀に魅せられてしまいそうである。博物館に行ったらじっくり見よう。岐阜城にもあるよね。

(と書いていたら、いましがた地震がありました。震度2ぐらいかな?)