でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

「宇宙へ」

岐阜のヒッポファミリークラブが今日はお休みで明日になったので、何となく気になっていた映画「宇宙へ」を見に行ってきました。

レイトショーだったのでお安く入れた上、地味な映画なので観客が私も入れて6人と、ほとんどプライベートスクリーン状態でした。

内容はNASAの公開・未公開映像を元にしていて、アポロ計画で月着陸を達成するところまでが7割ほど。残りはスペースシャトル計画の映像です。

アポロにつながる宇宙開発の方は失敗の映像も含めてふんだんに使われていて面白かったです。月着陸直後の固定カメラによる月面映像など、動きがないけれど臨場感は満点!。下手に演出がない方が、「本物を見たい」私にはぴったりでした。

アポロ計画って、最後の方は2ヶ月おきぐらいにロケットを打ち上げて進めていたんですね。それぞれが「月着陸」という単一目標だけに向けてのステップのリハーサルなんですが、時間差はありますが全てがほぼ「パラレル」に進んでいかないと、とても出来ません。そういうナレーションなどは無かったのですが、この時代の「ものすごいお金と人的資源をつぎ込んでの進行」は、今ではまったく想像もつかないぐらいです。

スペースシャトル時代は、2度の大きな事故発生時の地上管制室の映像をそのまま流して、凍り付くような「沈黙」を生で伝えていました。実はスペースシャトル時代の映像はそこがあまりにも強烈で、他はあまり印象に残ってない(映像自体も少ない)です。

事故映像の使い方など、「ハッピーハッピー」」だけではない作り方については、やはり「BBC」という、ある意味突き放して見てみる放送局が作った、というのがあるのでしょうかね。

アポロ以降の惑星探査など、NASAにはすごい業績があるのですが、それはほとんど出て来ませんでした。わずかにハッブル宇宙望遠鏡の映像が出て来た程度です。旧ソ連側の話は全くなかったですしね。

他にも宇宙の映像と言えば、日本のすばる望遠鏡やかぐやの映像などいろいろありますが、「あー、そういうのもスクリーンの大画面で見れたらええのに!」と思ってしまう映画でした。