もう三日月の日は10日ほど過ぎてしまいましたが (^^;、先日の帰宅途中に西の空に三日月が見えました。ところが、なんだかいつもの三日月と違うようである。「いつもの」というよりは「イメージの」三日月と言った方がよいかもしれない。
なにが違うのだろうか、としばらく見ていて気がついた。三日月といえば結構立った姿勢でいて、そのお椀の中には水が少ししか溜まらない、というイメージだったのに、この日の三日月はもっと寝ていて、たっぷりと水が溜まる恰好だったのだ。ちょうどお椀の断面を見ているようだ。
おそらく月と地球と太陽の位置関係でそう見えるときがあるのだろう。天体に興味がある方には常識なのかもしれないが、私には新鮮だった。日頃から月はよく見ている方だとは思うが、三日月の時間にはまだ職場にいることが多く、馴染みがないのかもしれない。
今日の月は満月に近かった。明日やあさっての夜など、月明かりに浮かぶ桜を見に行くのも面白いかと思うが、近頃はどこも照明で桜を照らしてしまう。粋な桜見物は望み薄かもしれない。