でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

お手々つないでゴール?

先日社内で研修会があり、人材育成のテーマで受講した。その中で最近の大学生(講師は大学の非常勤講師もやっている)の気質の話が出た。今の大学生はいわゆる「ゆとり教育」世代であり、「競争」というものを避けたり興味がない、という話だ。その中で「運動会のかけっこで手を繋ぎあって同時にゴールした世代」という話が出た。

この話、ゆとり教育を皮肉るか批判するような時に時々聞く話なのだが、本当にそんなことがあったのだろうか?。我が家の子どもたちの運動会は観戦しに行っているが、かけっこは普通通りに順位が付いている。中学の体育祭は見に行ったことはないが、短距離走があり順位が付くとのことだった。今の小学校だけではなく、引っ越してくる前の小中学校でもそうだ。

まあわずか4校での比較だから何ら強い根拠にはならないのだが、この「おててつないでゴール」というのは、実は「都市伝説」の類ではないかと思ってしまう。

実際には、どこかの教育委員会がそういう方針を打ち出せば、小中学校は従わねばならないだろうし、校長の権限はそれなりに大きいので、「みんなで仲良くゴールするようにしよう!」と言い出せばそういう運動会になるのだろう。全くの作り話ということではなく、どこかで実際にあったのだろう。

しかし、これを象徴として振りかざしながら批判できるほど普遍的な事例ではないように思う。イメージに惑わされないように物事を考えたい物だ。

といっても、恵方巻きは批判しながら、バレンタインデーのチョコレートは欲しいんですよね・・・(笑)。