画像やチャットなどの生成系AIが発表されてから2年ほど経つかと思いますが、AIによるサービスがウェブ上やツールで展開されるようになってきました。はてなブログにもAIタイトルアシストとかありますが、まあ、あまり役に立つイメージはないかな・・・。
そんなAIを使ったサービスで、記事内容を要約する、というのがあります。あちこちあるのでしょうが、自分が見かけたのはniftyのニュースサイトです。本文全体の表示の前に、AIによる要約記事が表示されます。
そんな中、「一番うまいインスタント袋麺ランキング!」という記事が掲載されました。
AI要約には、一番が「サッポロ一番」と記載されています。なるほどー、確かにサッポロ一番はおいしいよね、と思いながら記事を読むと、
「「マルちゃん正麺」、「チキンラーメン」を抑えて1位に選ばれたのは…」とタイトルには一位は書いていなくて、記事中にもすぐは出てきません。広告を挟みながら、スクロールしてくるとやっと一位が分かる、と言う構成の記事でした。
ありゃりゃ、こりゃAI要約、いかんやろー!
記事を書いた人が、見る人にスクロールしてもらい、途中に広告表示も挟みながら、なんとか最後まで読んでもらおうと涙ぐましい努力をしているのに、AI要約がネタばらしをしてしまっていました。
いやー、なんともお節介なAIですなぁ。困ったもんだ。
まあでも、AI要約で、何を言いたいのか分からないが話だけは長い政治家の説話とか、無駄に話を膨らませた記事の要点など、まとめてもらえれば、読む方にとっては良い方向かな。タイパ重視にはぴったりかもしれません。
サービスを提供する側にとっては、AIを使ってよりサービスを発展させたいが、逆に自分たちの存在意義が失われかねない事態を引き起こすかもしれません。
AIの影響がこれからどこにどう現れるのか、まだまだよく分からないです。でも、大きな変動が起きるのかもしれないなぁ、という思いが頭をよぎりました。