18歳成人に関する議論がなされ、自民党から提言されたようだが、結果的に結論は先送りになったようだ。
今なぜ18歳成人をしなければならないのか？ 推進する側の理論を読んだことはないが、まあ、社会の負担をなるべく子どもにも押しつけようというところだろう。
飲酒・喫煙を認めれば、隠れてではなく大手を振って出来るから、需要が増え酒税・たばこ税収入も増えるだろう。年金を支払わせるための理屈になるだろうし、少年法で守るべき子どもの割合も減り、面倒な矯正の負荷も減る。各種契約に対する保護期間も短くなるし、それでいて消費者教育の機会は減るから、だましてむしり取るチャンスは大幅に増える。
先に投票権が18歳に引き下げられたが、その理由は社会的責任を負わせよう、というものだから、同じ目的なのだろう。
それにしても、この施策は、20歳から18歳に切り替えた直近は、その変化を利用して効果を発揮するように思うが、すぐにその効果は薄れたり使い尽くされるか、逆により少子化を招き相殺されてしまいそうに思う。
こんな手を使わなければ社会が維持できないとしたら、ちょっと日本の大人は怠けすぎじゃないのか？
