今日は、帰り際、岐阜駅北側を歩いて来ました。新しく建ったスカイウイング37の裏手に行ってみると、異質な光景が目に飛び込んできました。
ここは元問屋街で、小さいビルがいっぱい建ち並んでいたところですが、そのビル群をスパッと切り裂いて高層ビルを建てた物だから、元の雑居ビル群の背中がそのまま晒されている。
それがなかなかシュールなのです。
違う時期に建てたであろうビル群なのに、いずれも同じようなクリームと灰色が混ざったような壁で、所々窓が開いているだけで飾りも何も無い「ビルの背の壁」が100メートル以上続いている。
華やかな町並みも、裏側は無機質で何の望みもない均一な世界、「見てはいけない物をさらけ出してしまった」ようなものが、近代的な高層ビルと向かいあって並んでいます。
見ていると、美しい高層ビルも実は裏は同じなのじゃないか、と思えてきます。古く廃れていくように見える古いビルの背中は、「お前らの繁栄は本物かぁ？ ひと皮むけば同じじゃないのか？！」と迫ってくるような不気味さがあります。
一見の価値有りです。岐阜に来たら、スカイウイング37の裏手に来てみて下さい。夜はなおよいです（＾＾）。
