今日は、通勤電車の中でぐっすり寝てしまい、降りる駅を寝過ごしてしまいました。
次の駅で降りて時刻表を見ると、戻る列車まで１５分ぐらい時間があります。こういう時はのんびりするに限る、ということで缶コーヒーを買い、ベンチにどっかりと腰を下ろします。
ホームから見ると、真正面にこんもりと木々が生い茂る丘陵地が見えます。駅から近く、大きな木は個々に茂みが分かるような近さです。まさに里山といったところでしょうか。
岐阜は金華山が有名なので、山があるイメージです。確かに山と山の間に平地が残るような地形もあります。ただし南の方は濃尾平野の北端を成すので、山が身近なわけではありません。
加納に住んでいる限り、金華山も遠方にそびえる山の一つ、みたいな物です。
コーヒーを飲みながらぼんやり見ていると、昨晩、庭で秋の虫が鳴いていたことを思い出しました。「リーリーリーリー」と鳴くその虫は、まさに今年初めて感じた秋の一端です。そういえば、ある駅で扉が開くと飛び込んで来た「蝉の大合唱」も、とうに聞こえなくなりました。
秋は確実に近づいているようです。
それにしても、乗り過ごしたことに気付く瞬間というのは、なぜいつも必ず「発車直後」なんでしょうね・・・。
