でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

「私のお城」の終わり

以前、愛知県の一宮に住んでいた事があるのだが、一宮から国道22号線に出るときに、名神一宮インター沿いをしばらく走る。あのあたりはラブホテルが多数並んでいるのだが、それを横目に見ながら通り過ぎることになる。

子どもがまだ小さいとき、下の女の子二人はそれをみて、「あ、お城がある。あれは私のお城!」「じゃ、私のお城はこっち!」などとやっていた。確かにお城を模したような建物が多いので、子どもにとっては夢の建物だったのだろう。

端から見たら、上品な会話とはとても言えない。といって「そんなこと言ったらあかん」といえば「何で?」となって説明しなければならなくなる。まあ家族うちだけの会話だったので、特に何もせずにそのままにしておいた。ご存じの通り、このあたりでは岐南町付近や羽島インター付近にもその手の建物が多い、見るたびに「私のお城!」とやっていた。

先日、岐阜のビバホームに行ったときだ。2Fの駐車場に上がると、正面にラブホテルが見える。一番下の子がそれをみて「あ、お姉のお城だよ。」と言ったときだった。

「なにいっとんの!。もう私のお城じゃない!。そんな子どもは終わったんだわ!」と上の女の子がムキになって反論した。

ああ、ついに終わっちゃったのね。