でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

もやもや

震災から1ヶ月以上経った。被害の広さや深刻さ、影響の大きさ、予断を許さない原発事故が状況などを鑑み、’日本再建’とか’第二の敗戦’、’立て直す’といった表現が見られるようになってきた。

もちろん、今やるべき事がたくさんあり、そのどれもが大切だ。既存原発地震対策は早急にやらなければならないし、今後原発増設は非常に難しくなり、新エネルギーやさらなる節電に本気で取り組むべきだろう。震災対策も大規模津波や広範囲な被害を考える必要があるし、私だって以前書いたようにおりおりに考えている。

震災であらわになったいろいろな問題点は解決していかなければならないだろう。政治経済の分散やリスク対策も必要かもしれない。停滞していた経済を立て直して復興につなげる必要もある。日本は大ピンチだが、心がけや行動次第でチャンスに変えられるかもしれない。

震災にも負けず復興に取り組む人々への支援もこれからだし、青少年や若い人たちが被災地で前向きに生きていこうとしている記事を見たりすると、新しい日本の原動力になってくれるような気がする。それを支援する「BUY東北」といった動きも実現していく必要があるだろう。そもそも被災地の復興はまだ始まったばかりで、加速させなければならない。

といったことはよく分かっているし、復興を後回しにして良いわけではもちろんない。でも、復興以上に「再建」などという言葉が出てくると、分かるのだが、なんかモヤモヤした、すっきりしない気持ちがする。

おそらく、いつまで続くか分からない原発事故とその影響や、いまだに一万人以上の人が行方不明であるという事実が、そういう気持ちにさせるのではないかと思う。

自分の中では、まだ、「鎮魂」のステージのような気がするのである。