でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

血の清水川

通勤の行き帰りには、家からJR名鉄岐阜駅まで歩く。朝は桜道と加納中通り経由で歩くことがほとんどだが、帰りは同じ道を通ったり、清水緑地を通ることもある。

今日の帰りは清水緑地を通った。東屋の前を通り「夕涼みのまま寝てしまう人はだいぶ減ったなぁ」と思いながら清水川にかかる木製の橋を通ったのだが、水面を見て背筋が凍った。



赤いのである。



「えっ!」って思って見下ろすと、川の様子がいつもとは明らかに違う。暗くて詳細は不明だが、一面真っ赤な水が流れている。



血の川!。なんで!



よくよく見ると、赤くも見えるが水は濁っている。明らかな泥水であり、ミルクティの色にほぼ近いように思う。赤土などが大量に流れ込めばこんな感じになるだろう。

それにしても不思議だ。岐阜は相変わらず雨など降った気配は全くない。それなのに何でこんなに濁った赤い水なのだろうか?

「こりゃ面白い!」ということで急いで家に帰り、カメラを持ってきた。清水川は駅南の「鮎の駅」にも流れているので、 http://d.hatena.ne.jp/assoman/20100519/1274277660 そちらに行ってみたら果たして全く同じように真っ赤に濁っていた。どうやら上流から流れてきたようだ。

それにしても不思議だ。清水川って都市河川だから、源流は柳ヶ瀬あたりじゃなかったっけ?。それとも長良川から引いているのかな?。今日は岐阜県山間部で雨が降ったそうだが、長良川が濁りきるほどの雨だったのだろうか?。ただ、いつもより水量が多かったのは確かだ。

清水川など、加納の人でもただのドブ川と思っている人も多いが、自然の猛威を時には伝えるような生きた川なのだろう。加納では降ってなくても、上流で大雨が降れば清水川もあふれるかもしれない。暴れ川になるのかもしれず、侮ってはいけないという思いを強くした。