でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

バスを使ったことがない人々

通勤の時、家から名鉄駅までは普段は歩いている。自転車で行くほどの距離でもないから歩くのだが、たまに通勤時間に大雨が降って、歩くとびしょびしょになりそうな時がある。バスでも行けるので、そんなときはバスを使うこともある。

先日の梅雨末期にも、歩き出したら土砂降りになって来たので、無理せずバスに乗った。

バスはJR岐阜駅前と、名鉄岐阜駅前を通る。乗客は、たまに乗る私でも見たことがある常連の年配さんと、「雨だから乗った」というような若い人が二人いた。

JR岐阜駅のバス停に近づいたが、誰も「停車ボタン」を押さない。「あ、だれも降りないのだな〜」とは思っていたが、駅前なので乗る人はいるから、バスは止まる。そのとたん、若い人二人が席を立ちあがった。運転手さんは驚いて、降車側の扉を開けた。

このお二方は、降りるつもりだったのに、停車ボタンを押さなかった。

「自動車社会」という言葉がある。岐阜ももちろん、移動手段としては自動車の利用率がもっとも高い自動車社会である。子供の時からそうなら、路線バスなど乗ったことがない人がいても不思議ではない。「降りるときにボタンを押す」というのは、当たり前のようでいて、そうではないのかもしれない。

公共交通機関が発達していて、それを使うのが当たり前の社会は、東京や大阪などわずかな地域しかない。それ以外は車を使うのが当たり前となる。当然、バスに乗ったことなど無い人も増えているはずだ。自分が当たり前だと思っていることが、そうではないのだ、という事を明確に示してくれた事件だった。バス会社はもうちょっとまじめに考えた方が良い事件ではないだろうか?