シンセン出張中に、華南地方に台風13号が接近しました。
台湾西にいる頃は、990ヘクトパスカルほどの弱い台風でしたが、その後根性で発達を始め、華南に近づく頃には970ヘクトパスカルまで発達していました。
シンセンでは気象台がいろいろと警報を出します。台風に関する警報もあり、それが赤の警報になると、工場も休業となります。
22日の時点では、香港・シンセン直撃だったので、「こりゃ赤色警報が出て休業かも」と思っていました。赤色警報では公共交通機関も運転停止となるため、バスなど止まれば営業できない店も出てきます。もしかして店など止まったらやばいかも・・・と思い、カップラーメンを買い出ししたりしました。
23日、朝6時に起きてテレビを見ると、台風警報は「黄色」で、黄色なら稼働です。まだ接近中だったので「途中で赤色に変わったらどうなるのだろう?」と思いながら、工場に出向きました。
ネットで情報を見ていると、黄色の次には赤にならず「橙色」の警報が出ました。まさかの橙色で「そうきたか!」と思わずにはいられませんでしたが、黄色と赤の中間ということはすぐ分かります。
結局、午前10時に赤色警報が出ましたが、そうなってから移動すると危険だし、夕方には抜ける予報なので、そのまま業務を続けました。
外に出るタイミングも朝と昼食しかありません。どちらも風が強めで雨も降っていましたが、外出できないほどのひどさではありませんでした。台風は最も南のコースを通り、マカオや珠海が暴風域に巻き込まれるコースでした。
何度も来ている中国の出張でも、台風直撃は記憶にありません。今回もちょっと緊張しましたが、幸いなことに外れたので困ったことはありませんでした。台風情報がどのように出され、どのような表示になっているか。日本と中国の数値(中心気圧とか)の違いがなんか不思議だなぁ、と眺めているだけの台風襲来に終わりました。