手軽に歩けるコースがなくなってから、時間がある時は50分かけて次の駅まで歩くか、75分かけてさらに次の駅まで歩くようにしている。
先週の水曜日も歩いていた。町中の歩道を歩いていると、向かいから大きな荷車付き自転車が走ってくる。「なんだろう?」と思ってみていると、ヤマト運輸の宅配だった。
自転車の配達車があることは知っていたが、東京の下町など、もうちょっと混み合ったところだけかと思っていた。名古屋市内でも走っているところがあるんだ。
時間はもう9時を過ぎていたと思うが、遅くまでご苦労さまである。歩道が狭くてちょっと迷惑だったが、こっちはもう帰宅途中なので素直に道を譲る。
そのすぐ後に通りかかったコンビニでは、商品の配達に来ていたトラックの運転手さんが、荷台の扉を閉じるところだった。作業着に反射テープ付きベストを着て、仕事の格好である。食品工場前を通った時は、フォークリフトが道の反対の工場に積み荷を運んでいくところも眺められた。
どれもよくあるごく普通の光景だったが、夜遅くに働く人達にプロ魂を感じてしまった。まあ本人は「あーめんどくせー早くおわりてぇ!」と思っていたかも知れないが。
いろいろな人が働いて社会が動いている、と考えると、また力がわいてくるような気がする。