先日母の家に行くと、焼き芋が置いてあった。生のサツマイモをアルミホイルに包んで、ストーブの上にころがして焼き芋を作ることはよくやっている。これもその一つだと思ったが、いつもは小さい芋で作るのに（早く焼けるように）、これは妙に大きい。「どしたのこれ？」と聞くと「マッサージ屋さんでもらったんだわ」と母は答えた。生芋をもらって家で焼いたのかと思ったら「違うの。焼いたのをもらったの」とのことだった。
聞けば、マッサージ屋のおばさんが同じようにストーブで焼いた芋だそうだ。そのマッサージ屋さんは、今風のしゃれた店ではなく、ごく普通の民家でやっている店である。以前母が行ったら、おばさんはマッサージのための敷き布団の上で昼寝をしていたそうだが、それくらい庶民的だ。母はまあまあ常連さんなので、おすそわけしていただけた、というわけだ。
いまだどこのマッサージ屋にも行ったことはないが、もう少し年齢を重ねたら私もどこかにお世話になるかも知れない。その時にはその店に行くとするか。ん、もしかしてその頃にはもう引退されてるかもしれない。といって焼き芋もらうために今から行くわけにもいかないしなぁ・・・。
