近くの家が新しく立て替えるらしいので、建設業者が近所周りの挨拶に来て、粗品を置いていった。平べったい箱で重量は軽い。「これはきっとタオルだねぇ」と話ながら開けてみると、果たしてタオルであったが、予想したのとは違っていた。
デザインタオルのちょっとした物が2本ほど入っているのかと思ったが、開けてみたら真っ白で無地のタオルだった。端のタオル地ではないところに、業者の会社名と住所・電話番号が印刷されている。本数は5本だ。
見た印象はいかにも安っぽいが、5本と数多いところが気に入った。タオルなんて腐るほどあるのだが、この安物タオルは惜しげなく何にでも使えるだろう。「すごい安そうやけど使いやすいええ粗品やね」ということで、家人とは意見が一致した。
「飾りはそんなにいらん。お得ならOK。」という感覚がこのあたりでは普通である。業者も地域の雰囲気を掴んでいる。地元の人なのだろう。