でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

傷の治し方は進化しています。

お盆休みの最終日、酔っ払って歩いていて歩道の縁石につまづき転んで、膝を大きくすりむきました。血も結構出ました。

「ありゃー」と思い、家に帰って液体絆創膏を塗りました。これは簡単に言えば「接着剤」でして、傷表面を樹脂で覆って治すというものです。欠点は、塗った直後はすごく痛いこと。すぐに痛みは去りますが、そこだけはちょっと激しいかもしれません。

擦り傷だと余計いたく感じるのですが、そこをガマンして塗っていました。しかし傷の面積が広すぎてうまく表面を覆わない。おまけにひざこぞうなので、曲げたり伸ばしたりするとあっというまに接着面が破れてしまいます。

仕方が無いので包帯でグルグル巻いて見ましたが、翌日、結構体液が出ていました。

今の傷の治し方は「湿潤療法」というのがはやりになっています。昔は傷は乾燥させてカサブタを作り放置して治す、でしたが、治るまで痛みが続いたり、せっかく出来たカサブタが割れてじくじくしたりします。

それに対し湿潤療法というのは、傷口をテープやビニールで覆って、にじみ出る体液を逃さないようにする方法です。体液が出てくるのは傷を治すために集まってくるらしいので、その自然治癒力を生かそう、という方法です。

最初に使った「液体絆創膏」もその手法のひとつなのですが、いかんせん傷の範囲が広すぎてうまく膜を作れません。そこで、ドラッグストアに行って最近のバンソウコウを見てきました。昔ながらのものもあるのですが、湿潤療法のバンソウコウもあります。そのうちの一つを買ってきて使ってみました。

真ん中に体液をしみこませる部分があり、その周囲を大きな樹脂テープが覆っています。接着面に剥離紙があるのはもちろんですが、表にもあります。実はテープ部はかなり柔軟性があり、なおかつ薄いものです。接着面の剥離紙をはがした段階で、丸まったりくしゃくしゃになったりしそうです。そこで、表の剥離紙が形状を保持している状態でいったん貼り、最後に表の剥離紙をはがして皮膚にぴったり貼り付ける、と言うものでした。

それでも最初の一枚はうまく貼れず、翌日体液がにじみ出してしまっていたので、今度はガーゼを買ってきました。ガーゼも今は、個装になっていて滅菌されていてパックからはがして使う、というように進歩しています。

他にも網&筒状で膝にはめる包帯、伸びる包帯、伸ばして重ねるだけで張り付く包帯、などずいぶん機能的で使いやすいものが何種類もありました。

それらのテープなどのおかげで、ひざの傷は痛みを感じることもなく治ってきました。傷部分は小さくなったのでまた別の湿潤療法テープを買ってきて貼っていますが、これも柔らかく、体の丸いところでも密着してくれる優れものです。

今回はもうそろそろ治りそうですが、ちょうど我が家では災害用備蓄を年に一度見直す時期になっています。こんなに便利で使いやすい手当の道具が生まれているなら、昔ながらのガーゼと包帯は捨てて、いろいろな治療グッズを買ってきて入れておきたくなります。

備蓄品見直しの時、改めて調べてみることにしましょう。