でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

STAP細胞が実はある、と言われても・・・。

時々、SNSで「STAP細胞の実在が証明された」というニュースが流れてくる。

イイネ、をしている人も多いのだが、にわかには信じられない。とはいえそのニュースを見に行く暇も無いし、見ても結局、その情報源を改めて調べないと本当かどうかわからない、というのはもう見え見えなので、見に行かない。

どうも、STAP細胞の特許申請がなされた、ということで「特許になった。証明された!」という主張らしいのだが、申請だけならサルでもできる。

問題は申請された後に審査を受けて登録されるかどうかだが、そこが不明確な記事なのだろう。

他に特許事務所の人が書いた記事を読むと、くだんの特許は審査した結果の拒絶が何度も出ていて、その理由が「学術論文を取り下げたではないか」というものらしい。

まあ、そりゃそうだわな。

特許を出す方としては、万が一特許が成立したあとに、本当にSTAP効果が見つかれば儲けもの、というぐらいのつもりで出しているのだろう。STAPとは全然関係ない別の発明が将来為されても、こじつけて金をゆすり取ろうという魂胆かも知れない。

いったん取れたら、それを高値で売るだけかも知れない。

STAP細胞については、日本で徹底的に検証され、関係者でさえ再現できないのは問題だが、それ以上に、論文が発表されてから、おそらく数百、数千の世界中の研究機関が追試をやってみて、どこも成功していないであろうことの方が致命的だ。

関係者がどうの、の話しではない。誰も再現できない現実の方が圧倒的に重要である。

都市伝説なら楽しめば良いが、私の大嫌いな疑似科学 http://d.hatena.ne.jp/assoman/20170218/1487424198 のような状況になっている。

そうあって欲しいという願望と、事実とは別のものである。そういう意味では、トランプ現象は全くやるせないとしか言いようがない。