一足早い盆の墓参りに、岐阜市加納にある穴釜墓地に行ってきました。
我が家のお墓に行ってみると、なにやら小さいプレートが掛けられている。内容は岐阜市が使用承認証を発行したいために、お墓の使用者に、市の担当部門に連絡して下さい、というプレートでした。
そう言えば数年前から、全くだれも参っていなさそうなお墓に「市に連絡を」という札がかかっていました。「確かにあそこには、盆も彼岸も花が飾られていないよなぁ」と、周りが思いつくような所だけだったのですが、今回は全てのお墓にかかっているようです。
墓参りが終わってから、市の連絡先に電話を掛けてみました。
それによると、穴釜墓地はもともと地域有志が管理を始めたところで、後に市営墓地になったのだとか。まあ、雰囲気からすると、市が管理しているのだが、過去からの経緯できちんと所有者を把握しておらず、何十年もそのままになっていたものを、管理せざるを得なくなった、という感じです。
確かに、この墓地の使用に関して、過去市と何か話しをしたことはなかったです。
ではこれからどうすればよいのか、というと、お墓に彫り込まれた名前と、今の所有者との繋がりを戸籍等で確認できれば一番よいのだとか。それが出来ない場合は、状況を鑑みて、今の所有者の人に誓約書を書いて貰った上で、使用申し込み→承認証発行、となるようです。
我が家の場合は、自分から5代前の先祖の名前だけしか刻んでありません。そこからの戸籍の繋がりを求めようとすると大変だしお金もかかりますが、幸い少し前にいろいろ調べたことがあり、そのコピーが残っていました。
今日は休みで都合も良かったので、役所に出かけてそれを見せたら、「これを基に市が調査できます」ということで、おそらく十分でしょう、ということでした。
その気になれば戸籍をたどることなど役所なら簡単でしょうから、ちょっと腑に落ちなかったけれど、まあ文句を言う筋合いもないので、市営墓地使用申請書を書いて出してきました。
何十年も慣例的に任せてきて、今更管理しようとしてもおそらく大変でしょうね。別に問題なくても応じない人も多いでしょうし、たどれないお墓があっても簡単には無縁仏処理出来なさそうです。
それにしても、お役所仕事はずいぶん気が長いものです。