でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

幻聴のきっかけは完全に内面的なもの

母はレビー小体型認知症で、典型的な症状は幻覚ですが、今は幻聴が主になっています。

幻視も時々ありますが、幻視は、家の中にあるものが他のものに見えるような行動や言動をしていることもあります。

しかし、幻聴は、外からの刺激を誤認するのではなく、自分がしゃべったことや考えたことがきっかけとなっています。100%そういう幻聴になっています。

家事や困りごとを頼むとき、母は我が家に電話してきます。電話でしゃべったあと、その「しゃべったことが、他人がしゃべったり、他人が宣伝しているように感じる」という幻聴なので、呼ばれたから、と行くと、「なんで人の電話を真似するんだ!」と幻聴に怒っています。

自分がしゃべったのが、他人もしゃべっている、という幻聴になっているのですね。一般的な「幻聴」とはかなり違うかもしれません。

実際に外から聞こえる声や音は、耳が遠く聞こえづらい、というのはありますが、それを幻聴に感じることはありません。幻聴に対して怒っている時に声を掛けても、それは現実の声と聞こえていて、混乱することなく反応し、終わるとまた幻聴に対して怒っています。

ある意味一貫しているというか、すごいというか、頭の中で混同していないことに、感心してしまいます。

こういう力を認知症ではなく利用できる人が、霊媒師とか、占い師になっているのでしょうかね・・・・

私の姉が、週に一回、夜に泊まりに来てくれていますが、姉はまだそこまで母の症状を把握していないようです。先日、母が幻聴に怒り出したとき、「違う違う、○○(私)がしゃべっているのだよ」と言っていましたが「実際の声を聞き間違える」ということではないので、姉はまだ、良くは分かっていないようです。