今に始まったことではないが、仕事の中心はモニタを見ながら仕様書やプログラムを作ることにある。
メカや実際の生産設備を現場で見ながら仕事をすることや、設備基板を組み立てて動作確認をする、なんて時ももちろんある。でも、そのとき見る図面や資料はPC画面を見ていたりする。
勤務先だとモニタを離れればオフィスの中を歩いてトイレに行ったりお茶を入れに行ったりするので、まだ目が遠くを見たりする機会があるが、在宅だと家の中とモニタしか見なくなってしまう。
先日、テレビで「軸性近視」のことをやっていた。普通は水晶体の調整力が弱くなったり偏ったりして近視になるが、眼球の光軸方向が変形して長くなってしまうという近視があり、子供たちに広がっているらしい。
それを予防するための取り組みとして、「20・20・20」運動というのがあるのを知った。20分何か目を使ったら、20秒間、20フィート(6m)先のものを見る、という運動だそうだ。
もうすっかり良い年になり、近視もそんなに進んだ気はしないし、そもそも戻るわけもない私だが、毎日モニタを見ていてドライアイ気味だし、昨年は飛蚊症みたいなものに急になったりした(軽くはなったが残っていると思う)。
今更ながら、目を大切にしなきゃなぁ、と思い、「20・20・20」運動をやってみることにした。
キッチンタイマーを使いながら、20分たったら、適当だが20秒以上と思われる時間、窓から外を眺めることにした。
すぐに何か変化を感じるわけではないが、外を見るのが気持ちが良い。我が家からは岐阜市のシンボル・金華山が見える。こんなにしげしげと見たこともなかったような気がする。ご近所のビルを見ていても、単なるビルだが構造が面白かったり、ずいぶん上まで湯沸かし器があることに気づいたり、大通りが見えるので通ったり走ったりする車や人が見えるのも楽しい。
もちろん天気の加減や夕日など空を眺めても面白い。
時間20分は、すぐに来てしまう。中断しても時間が短いので作業の続きを忘れてしまっているようなことはないが、さすがに慌ただしいか。30分ぐらいが適量か?
まあでも、20分でほんのちょっとの休憩、と言うのもよいかもしれない。人の集中が続く時間がどれくらいかは分からないが、返って集中が続くような。
と言うことだけれど始めてまだ二日目。三日坊主で終わった取り組みは山ほどあるので、なんとも言えないし、勤務先でやれるかどうかも分からない。でも、これは楽しくもあるので、続けていきたいなぁ。