スマホを使い出してから、地味ながら便利だなぁ、と思うアプリに、漢字アプリがあります。
漢字で何に困るか?というと
1.読みは知っているが、漢字の細かいところを知らない。
2.印刷された漢字の読みや意味が分からない。
が主なところだと思います。
1は、仮名漢字変換で、普通に日本語を打つには困りませんが、手書きのときに役立ちます。「あれ、ここって点があったっけ?はねるんだっけ、伸ばすんだっけ?」と悩んだ時に使うとあっという間に分かります。
願わくば、「教科書体」のような手書きに即したフォントに変換できると良いのですが。
2は、特に、伝統芸能や伝統工芸の本を読むときに役立ちます。「楮」とか「鎬」「鑪」など、絶対に読めない漢字は「仮名漢字変換」では出せないのですが、タッチパネルに人差し指で書くと判別してくれるアプリは、最高に便利です。
しかも、引いた漢字をネットで検索するのも簡単です。メニューの中にその機能があるので、すぐにネット上の情報が得られます。
「ふでばこ」という道具の本を定期的に買っていますが、伝統工芸の話題も多く、漢字が難しいです。どこかには読み仮名も乗っているのですが、最初に出たら次は出なくなったりします。最初に出てきた読みをいつまでも覚えているはずもなく、そんなときには欠かせないツールです。
いやー、これでは漢和辞典はもう不要ですね。
それにしても、漢和辞典のような知識を集める仕事は誰がこれからやってくれるのだろう? AIは今の言葉は集められるけれど、辞書的な「本来の言葉・意味」は集められないし、古典言葉は集めようが無いと思うのだけれど・・・。